“お前たちの目にはカンドゥが間抜けに見えるか。”
ポンジュノ監督のパニック映画“グエムル 漢江の怪物”を観ました。
ソウル市内を流れる川、漢江のほとりで小さな売店を営むヒポンの息子カンドゥは居眠りばかりしている頼りない男。カンドゥは一人娘ヒョンゾを溺愛しているが、娘の方は父親を馬鹿にしている。カンドゥの弟ナミルは優秀な大学を出たものの昼間から酒を飲んだくれているニート。カンドゥの妹ナムジュはアーチェリーの名手だが、ここ一番の勝負に弱く全国大会では優勝を逃してしまう。そんなナミルもナムジュもカンドゥには冷ややかな態度をとっている。
ある日、謎の怪物が漢江に現れ、多数の観光客を殺戮した上、ヒョンゾを連れ去る。ヒポン一家はウィルス感染を恐れる政府により隔離されるが、病院を脱出。ヒョンゾを助けるため漢江に向かう。。。
社会的に恵まれない家族が愛する娘を救うため、決死の覚悟で立ち向かうヒューマン・ドラマ。
ポスターは、おどろおどろしいモンスター・パニック・サスペンス。
映画前半は、ダメ一家のダメっぷりをことさら強調するブラック・コメディ(BLACKすぎて笑うに笑えないけど。。。)
しかし、後半から一転して家族愛にスポットを当てた人間賛歌へ。
“今年のカンヌ国際映画祭で最高の映画だ!”の宣伝文句は決して大げさではないと思います。